神道(しんとう)について
日本は有史以来、八百万(やおよろず)の神を信仰してきた神の国でしたが、仏教の伝来以来、神仏習合の形の信仰が多くの人々に親しまれてきました。
明治時代になって、神仏判然令(神仏分離令)が施行され、神道と仏教、神と仏、神社と寺院が区別されるようになりました。
そんな歴史的な事情もあって、神様を祀(まつ)りながら寺の檀家でもあるという方もたくさんいます。信仰とは人の心の中にあるもので形にこだわることはないのです。
とはいっても、神道は日本の民族宗教であり、私達の普段の生活にとけ込んでいます。
初詣、初宮参り、七五三、結婚式や地鎮祭など、神道の行事は日常生活のいたるところで行われています。
ここではその神道の基本的な作法や服喪などについて案内します。